近年、仏壇の産地偽装に関する苦情が増加しており、消費者庁のデータベース(パイオ・ネット)や社団法人日本広告審査機構(JARO)にも多くの相談が寄せられております。
例えば、高価な木材や天然杢で作られていると小売店より説明を受けたにも関わらず、届けられたものは合板に着色しただけのものであったり、伝統的工芸品(国産)と説明されたが、単にそれに似せただけの大量生産品(海外産)であった、といった相談・苦情です。
この問題を受け、2010年6月、経済産業省より全日本宗教用具協同組合と全国伝統的工芸品仏壇仏具組合連合会に業界の正常化への申し入れがありました。多くの議論を重ね、2012年4月12日、公正取引委員会、消費者庁より「仏壇の表示に関する公正競争規約(仏壇公正競争規約)」の認定と同施行規則の承認をいただき、4月27日告示されました。また、2012年5月16日に総会が大田区産業プラザで開催され、仏壇公正取引協議会の設立が承認されました。
この仏壇公正取引協議会に加盟している企業は、上記のルールを順守することが義務付けられております。正確な品質表示が義務付けられている、この仏壇公正取引協議会加盟店でのご購入をお勧め致します。